2006-09-20 The End 東を恋い、遣る瀬なく、西を思い、寄る辺なく、北を望み、切なくて、南を向き、詮なくて、人の出会いは、月に叢雲、花に風、金の色して行く夜に、遠と近と、一処に止住す例なき、道なる雲の逢う時離る時、往くも還るも別れては、袖振る縁の擦れ違い、掬ぶ手の、雫の味も絶えずして、形影の、相伴うも弔うも、また同じ、愛郷失い、知音絶えても、流転続ける、徒野に、せめて転がる石の名を、常磐堅磐にと歌うばかり。